じわっと温かいお灸

昔からもぐさには薬用効果があることが証明されています。

お灸には、このもぐさの薬用効果と燃やすということの温熱効果があり、免疫機能を高めると云われています。

最近の免疫学の進歩により、お灸をすると各種白血球の増加や抗体産生細胞の活性化により、感染源の消滅などが証明されています。

知熱灸
燃えきる前に温かさを感じたらとってしまうお灸

例えば、ガンの化学療法を続けている方は、ワンサイクルが終わり次のサイクルが始まる前に免疫力を高めるために、鍼灸治療を受けていらっしゃいます。

当院では痕の着かない熱くないお灸を心がけています。ツボにシールを貼り、その上に米粒大のもぐさを乗せたり台座付きのソフトタイプのお灸を使用したりしています。

それでも熱そうでいやと云う方には、棒灸と云ってもぐさを棒状にしたものをツボの上にかざして温める方法もあります。

また灸頭鍼と云って鍼の柄にもぐさを乗せて燃やす間接灸もあります。これは鍼を通して温かさがじわっと体内に届きます。